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1  共生社会システム学会について
 「共生社会システム学会」(日本学術会議協力学術研究団体)は、2021 年10 月に設立15 周年を迎えました。多くの人や団体に学会への参加を呼びかけ、現在では約250 名・団体の人びとが加入しています。学会設立の趣旨は次のようなものです。 『「持続可能性」、「コミュニケーション」などの概念や「農」の摂理を踏まえ、人文社会科学の今日の総合的視点を「共生」と定位し、そこから共生持続社会の構築に必要な問題の解明と現状分析方法の確立、問題の解決方策の定立を目指』そう、というものです(学会設立趣意書より)。 実際、この間の学会活動も、学会大会で扱ったテーマに即しますと、持続可能性の確保とそのための実践の学に関するテーマが中心になっています。たとえば、再生可能エネルギー社会への課題、地球温暖化防止への方策、快適環境創造の教育・人づくり、里山の可能性、震災・放射能汚染・復興の課題などを、「共生」の視点から取り上げました。


2  学会論文投稿

 本学会では、『共生社会システム研究』という論文雑誌を発行しています。その特徴は、次のように学問領域の幅が広く、しかも学際的点なテーマを扱っている点にあります。たとえば、環境思想、コモンズ、フェミニズム、ESD(持続可能な開発のための教育)、CSR(企業の社会的責任)、農学原論など理論的理念的な課題や、地域農業のシステム化・組織化、環境保全型農業、鳥獣害対策、アニマルウェルフェア、開発途上国の諸問題、多文化理解、社会的企業の活動、ESD・CSR の取り組みなどの課題・事例を取り上げてきました。 
   また、これら論文の執筆者は大学院学生も多く、若手研究者の養成にも力を入れていることも大きな特徴となっています。

3  学会への参加のお誘い 
  このように、私たちは「共生社会」実現を共通の目標とする点で一致していますが、実に広い研究分野を扱う研究者の集まりです。そのため、とても刺激に満ちています。私たちの理念や活動に共感をいただき、より多くの方にご参加頂ければと考えています。

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